東京モンブラン

ざっくり飲食備忘録です。

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Japanese Soba Noodles 蔦/巣鴨

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Japanese Soba Noodles 蔦
ミシュランにて世界ではじめて1つ星を獲得したラーメン屋。その話題は瞬く間に世界に知れ渡り、日本人はもちろん、外国人が連日長蛇の列をなす。ラーメンにそれほど熱狂できない僕ですが、先日の鳴龍の勢いを大切にしたいと思い来店します。勢いがなかったらこんな特殊なラーメン屋行かない。

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特殊というのはこれ。整理券。ラーメン屋が整理券を配布しています。

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整理券はその時間帯によって色が異なり、僕がもらったのは12時~13時の時間帯の水色。整理券をもらう代わりに1000円札を店に預け、12時に戻ってきて整理券を店員さんに渡すと1000円が返されるという人質システム。
それと、整理券があるからといってすぐに店の中には入れません。12時台になるとその時間の整理券を持った客が当然にやってきて列をなします。しかも僕の前後にはヨーロッパ系、中華、韓国、あらゆる国籍のひとたちが並び、列のなかにいる日本人はおそらく僕だけ。巣鴨の目立たない通りにある、わずか9席しかないラーメン屋に並んでいるとは思えないアウェー感。ああ、帰りたくなってきた。
並んでいる最中にまた店員さんがやってきて、店内に案内されますが、まだ座れません。券売機で食券を買い、またさっきの列に戻り、またまたやってきた店員さんがそれを回収。なんでも、券売機で食券を買う時間さえ節約しているらしいです。

そしてなんやかや30分が経ち、ようやく席へ。上着から片腕を抜いたそのときでした。
「おまたせいたしましたー」

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ちょっ。出てくるのはやすぎ!吉野家よりはやい。座ったあとの品を待つ時間なして!徹底的かよ。なんだかいろいろ焦ってしまい、店主の顔つきもどことなくいかつくて、冷静に写真撮れない。レンゲが照明でめっちゃかがやいている。

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あらためて撮り直し。ちょっとはましでしょうか。

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味玉醤油Soba
醤油ダレにはムール貝、牛肉、ポルチーニ茸、乾物などを使っているらしく、仕上げにトリュフオイルとトリュフパウダーがあしらわれています。字面だけでみたら完全にイタリアンの内容であり、実際にその口当たりやアタックはラーメンとは一線を画すものです。これだけ高級食材で固めたら、どうしてもちゃらちゃたした下品さが出てしまいそうなのですが、まったくそんなことはなく、むしろ貝やきのこという食材と長らく生きてきた日本人が作ることができる肌理のこまかさを感じるスープです。
そしてなんといってもこのラーメンを唯一無二のものにしているのはトリュフ香で、これまでラーメンで感じたことのないエロティックな雰囲気すら感じられます。

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当店は不定期で麺に使う小麦粉を変えているらしく、僕が伺った際は春よ恋を使っていました。ミシュランで星を取ったにもかかわらず、果敢に味わいを変えていく冒険心には恐れ入ります。そしてこの麺がほんとうにおいしかった!小麦のむちっとした質感とおいしさ、歯切れのよさ。ラーメンの麺ってこんなにおいしいものなのかと驚かされました。しかしラーメン1杯に対しての情報量が多すぎて、このへんから僕の頭はパンクしだす。正直、もうよくわからなくなってきた。

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チャーシューもうまい(パンク中)。

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味玉はビジュアル最高。たまご自体の味も濃いような気が。でも醤油Soba900円に対し、こちらの味玉醤油は1100円。200円足してこのたまごを食べたいかというとうーん、微妙なところです。個人的にいえば、醤油Sobaのほうがよりコスパが高いと思います。


当店のラーメンはもはやラーメンというベクトルを超えて、ひとつの料理として確立しています。使っている食材と知識、それを活かすための数限りない改良と努力。正直、ラーメンというものについて僕は偏見を持っていたのかもしれません。これほどまでにラーメンというのは楽しめるジャンルなのだと痛感しました。前回の鳴龍に引き続いて訪れたのでダブルパンチというか、がつんと殴られたような衝撃でした。これからはラーメンについてもしっかりと勉強し、ラーメンについてもこのブログで確かな情報をみなさんに届けられるようにがんばりたいと思います。ごちそうさまでした。