東京モンブラン

ざっくり飲食備忘録です。

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モンブラン/自由が丘

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MONT-BLANC
1933年から続く洋菓子店の老舗。いまや大人気のケーキとなり、名前を知らないひとはいないといっても過言ではないモンブランですが、当店はそのケーキを日本ではじめて作ったお店。パリセヴェイユモンサンクレールエムコイデなどの有名パティスリーが数多く軒を連ねている自由が丘で、半世紀以上もの歴史を積み重ねてきた当店。行かないのは失礼じゃないか。たのしみです。

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入り口を入るとすぐにショーケースがあり、その奥に進むとイートインコーナーがあります。席数はかなりの数で、イートインというよりはもはや喫茶店といった風情。客層は老若男女すべてですが、高齢の方が目立って多い印象。自由が丘ってこういうキャパシティーのある喫茶店がすくないので、当店はその受け皿になっているのでしょう。当然に満席であり、予約の用紙に名前を記入して席が空くまで店内で待ちます。

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こっち見んな。

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15分くらい待って席に案内されました。座ってみるとさらに強まるルノアール感。しかしルノアールより幾段もにぎやかであり、落ち着いた雰囲気ではありません。でもなんだかみなさんたのしそうに会話をしていて空気はとても温かで、決してうるさいというわけではありません。

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コーヒーはブレンドを選択。コロンビア、ブラジル産の豆を使っているらしく、たしかに香ばしくておいしい。ですが、すこし値段の設定が高い。学生が来たらびっくりしてしまう。単品で頼んだら税込み750円、セットで600円。この値段を出して飲みたいほどおいしいかは疑問です。

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モンブラン
マロンストリングは昔懐かしい黄色で、現在主流の茶色ではありません。上に載っているメレンゲは創業者がフランスで見た山『モンブラン』の雪をイメージしているのだとか。下には生クリーム、カスタードクリーム、カステラ。カステラの中には栗の甘露煮が入っています。けっこうなサイズで食べ応えがあります。しかしながら突出した味覚ではなく、僕にはどうしてもカステラの配分が多すぎて食べ続けるのがしんどい。カステラがすこしばかりぱさつき、クリームと一緒に食べたいのですが、そのクリームがカステラに比してすくないとくる、うーんとわるい意味で唸ってしまう。また、パリセヴェイユモンブランを食べたあとにうかがい、価格もパリセのモンブランよりも高いこともあってどうしても比較してしまう。比較する意味なんかないのはわかっているんですけどね。

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タルトフレーズ
台座にはタルト、ダマンド生地が敷かれ、たくさんのいちごのクリームが絞られてサイドをいちごが覆っているファンシーな身なりをしているケーキです。しかしながらそれほどおいしくはなく、いちごの価格がケーキの値段を吊り上げているとしか思えない。これだけ生のいちごを使っているのにクリームまでいちご味であり、その味はというと正直いちごの香りはすれど自然ではないんです。なんだかチープというか、あまいだけです。ここは思い切って中身をカスタードにしてフレジェのように割り切ったものにしたらおいしいのだろうなと思いました。これは残念でした。


あまりいいことが書けませんでしたが、当店は昔ながらのケーキを現在に残していくということを真摯に行っている数少ない店であり、当店がモンブランをはじめなければいまのモンブランというケーキの地位はなかったかもしれません。そういう意味で、当店にはいまの路線をひた走ってもらいたいとも思いました。今回は単純に当店のベクトルがおこちゃま嗜好の僕と一致しなかっただけであり、僕の感想を鵜呑みにしないで、モンブランが好きな方には一度行ってもらい、歴史を感じてもらいたいです。
また当店の繁盛ぶりを考えると、需要と供給が一致していることはあきらかで、店内が広々としているためかベビーカーを持ったママ友らしきひとたちも見かけられ、いろいろなひとたちを受け入れてくれるお店なのだと認識しました。ごちそうさまでした。